競馬の悲喜こもごも

今の時期になると思い出す競馬場デート

小学校までは公立でしたが、その後は私立の女子校一直線だった私にとって、大学の友達に誘われて入った合コンで出会ったかつての彼は、今思い出しても、とても新鮮な人でした。何が新鮮かというと、洗練さなどは皆無、年頃の女の子が好む、おしゃれな雰囲気とは程遠い人でしたが、お金がないなりに色々な工夫をして、世間知らずな私を楽しませようとしてくれました。その一つが競馬場デートです。
最近はこの言葉をよく聞きますが、当時はまだ一般的ではなかったと思います。しかも、保守的な家庭で育った私は、競馬はギャンブルというイメージが強く、待ち合わせをしたところで、今日は競馬してみないと言われた時、若干引きました。でも、彼がこういうことを言う時は、何か考えがあるのだろうと思い、いいよ、やってみようと応じました。
いざ競馬場に着いてみると、私が思っていたイメージ(紙くずが目立つようなところで、缶ビール片手に競馬新聞とにらめっこみたいな感じのもの)のものではありませんでした。若い人もいて、それなりに綺麗でした。競走馬も近くで見ることができたのですが、思いのほか大きくて、毛も筋肉も、どこを見てもお手入れが行き届いていている動く芸術品でした。
彼はというと、驚き喜ぶ私を横で見ながら、嬉しそうでした。馬券をそれぞれ1枚ずつ買って、レースを見ました。私が選んだ馬は駄目でしたが、彼が選んだ馬は1等になりました。すると、彼はちょっと待っていて言って、どこかに行き、勝ち分からと行ってソフトクリームを買ってきてくれました。本当に、ただそれだけのデートです。でも、楽しかったし、幸せでした。
その後、私たちは別れました。原因は私にあります。若かった私は、彼が計画してくれる温かなデートよりも、友達がしているおしゃれでスマートなデートに憧れるようになり、彼と別れました。何というお馬鹿さんかと思いますが、当時のお馬鹿さんな私がいるから、今の私がいるとも思っています。
素敵なデートをありがとう。この時期になると、いつも心からそう思います。

突然のボーナスの新たな使い道を試してみた

何気ない時に突然大金が入ったという経験はありませんか?私もそんな出来事がありました。それは思いがけない春のボーナスを頂いた事です。うちの会社は夏と冬のボーナスはあったのですが、前期で売り上げが良かったようでその売上げ還元のために春のボーナスが発生したとの事でした。
突然入ったボーナスをどう使おうか。貯金もいいけれど、ちょっと試してみたい事があったのでそれにお金を使ってみる事にしました。それは競馬です。昔からギャンブルとは程遠い生活をしていました。なので私が競馬やってみたい!なんて周りの人に少しでも言おうものなら、大変驚いた反応をされてしまいそうです。
なぜやってみたいかって言われると、単純に走る馬が好きだからです。動物が大好きで特に馬が好きなんです。こんな理由を言ってしまうと笑われちゃいそうなので秘密にしていますが。ギャンブルでひと儲けしたいというよりも、間近で大迫力の競馬を見てみたいという野望がありました。しかしお金がかかってしまうんですよね。だから野望はありつつも、中々手を出せないでいました。
突然のボーナスの使い道はこれしかない!そう思いましたよ。勿論家族には秘密です。ボーナスを貰ったという事も秘密ですが、ギャンブルに片足突っ込んだという事も絶対に言えません。
もし当たったらどうしようかな。その時はさすがに春のボーナスを貰った事を妻だけにでも話すつもりでいます。大当たりして予想もしない大金が入ったら、少しばかり貯金に回すとは思いますが。せっかく不意に頂いた物なので、普段節約している分、ここぞとばかりにパーっとお金を使いたいものです。
さてこれだけ自分の希望を述べてきましたが、実際は素直に妻に全額ボーナスを渡すでしょうね。自分だけ良い思いするのもなんだか悪い気もしますし。家族の笑顔が見れればいいかななんて良い親ぶっています。そうだ。子供達を連れて動物園に行けばいいのでは?そうしたら家族全員が満足できますし、私自身も大好きな動物園に行く事で気分もリフレッシュできますしね。もしくは乗馬体験教室でもいいかな。妻が私にお小遣いを与えてくれるかは不明ですが、想像するだけは良いですよね。